将希は恐らく慣れていないだろう包丁を片手に玉ねぎと格闘している。 包丁も1本だと不便だな、 それに、 マグカップすらも2個しかない。 私のがないのは当然だとしても、 将希と吏玖の分と思われるマグカップ。 溜め息をつく私に、 『……ぐぁっ、めっちゃ目にくるやん!』 玉ねぎまだかな。 全然進まないのであった。