『おかえりー。』
「……あれっ?」
開けたドアを閉める。
2201は悠雅の部屋。
2202はみんなの部屋。
そして、2201の鍵は2202も開けられるようになっている。
逆に2202の鍵を持ってても2201には入れない仕組みになってるらしい。
ドアの横に表札なんてない、
2201だと確認すると、
ドアを開けた。
『…なにしてんねん。』
「……将希が来てたのか。」
部屋間違えたのかと思った。
私が持ってるのは2201の鍵だから。
『……めっちゃ買い物してきてるやん、何か作るん?』
「あ、うん。お世話になってるしご飯ぐらい作ってみようかと…」
