「……壱月、リュウって、」 この人じゃないの? 壱月達の目に、 敵意はない。 まるでここにいるのが信じられないような目。 『……話は後だ。今日は帰れ。』 低く、 諭すようにそれだけ言うと、 「……阿実さんを、お願いします。」 壱月はそう言って、 私をチラッと見た後、 部屋を出ていく。 壱月達がいなくなると、 部屋には沈黙が訪れた。 『…あ、おったおった。』