LOST LOVE ~影恋~






「……ぁ、おかえり。」







1時間ぐらいで戻ってきた。







『……何してんの』












ソファーに座って勝手にテレビを見てた私。







「ごめん、勝手に……」







『…さっき寝るっつってただろ。』







あ、そっちか。








「だって、でかけちゃったし、帰るにも鍵もなくて…」






俯きながらそう呟くと、









『…………着替えて寝ろ。』










それだけ言って、私にショップ袋を軽く投げると洗面所へ消えてった。










「……この袋って、」








雑誌で見た事ある、





売れ筋ランキングに載ってたボーダーの可愛い部屋着が入ってた。











あの人がこの店で買ったの?











「……ふふ」










なんかちょっとだけ嬉しい。












「……………あっ」