繁華街の人々の視線が痛い。 黒いタンクトップのリュウ、 背中の刺青が見え隠れしている。 上着は私にかけられていて、 「……ごめん、上着…」 俯きながら言うと、 『…別に。』 てか、いつもこんなんだけどな。とか言ってる。 目立ちすぎる顔立ちとオーラ、 通り過ぎる男も女も彼を見てた。 でも、 リュウなんだね。