「…………翔っ」 声になっていたか分からないけど、 ちゃんと私を見ている。 『……龍巳、なんで、』 『……後でまた来るから。』 気を使ったのか、 悠雅が部屋を出ていく。 『……久しぶりだな?』 翔はあの頃と変わらない、 優しく微笑んだ。