運転していた男の子に止められた気がしたけど、 私も車から降りていた。 20m程離れてる悠雅、 吏玖が乱闘に近づくと、 『あ、吏玖、問題ねぇぞ。』 どこからか歩いてきた壱月。 「壱月、怪我してない?」 私は不安げに壱月を見上げる。 『阿実さん、今からすごいの見れますよ。』 全然無傷と言う壱月は、 乱闘の中心を見た。 あれ、 さっきまでいた場所に悠雅がいない。