「…行かないの?」 全員が出払った倉庫の前。 まだバイクの爆音は聞こえてるけど、 さっきよりは、静まり返っていた。 『…本当に行けんの?』 「…え?」 『……ドライブじゃねぇんだぞ?何があるかも分かんねぇし。』 「…あ、警察とか?」 『…まぁ、そうだな。』 「……大丈夫だよ?だって、」 悠雅がいるから。 言葉に出してないのに、 『…なら、何も心配すんな。』 私の両手首を掴むと自分のお腹に回した。 私がちゃんとシャツを掴んだのを確認すると、 ゆっくりと走り出す。