外に出ると、 みんな今か今かとバイクをふかしている。 吏玖、悠雅、将希、叶汰、壱月、ともう1人の男の子は何やら話している。 私は、まだこの雰囲気に慣れなくて、 1人でぽつんとしゃがみこんだ。 『…あの、よかったらどうぞ。』