自分が生きているのか、死んでいるのかすらよくわからなかった。


息が苦しくて、全身が痛い。
歩きたくても歩けない、力が出ない、自分の身体が言うことをきかなくて、
声もろくに出ない。
この薄暗い空間に放り込まれて、どれくらいの時が経っただろう。よくわからない。それは短かったようで果てしなく続く永遠のようにも思えていた。
これからも、変わることはないのだろうか。
地獄だった。死にたくないのに、早く死んでしまいたいと思うほどに。


「..たす......け...て...」

誰か、誰か私を、みつけてください。



意識が遠くに行ってしまう感覚がした。