必然的な運命

軽く一礼をし自分のデスクへと戻る。

「ちょっと〜 ご指名いただいちゃって〜 」

隣でニヤニヤしながら話しかけてくる紗也。

「代わりにしてくれる?」

「……ゴホッ、ご遠慮させていただきます」

ははっ、と苦笑いし何事もなかったかのようにパソコンに向かう紗也。

チッ。逃げたな?

父譲りのキッチリとした性格上、このような仕事を任されることが多くなった。

資料作成など、細かくいかにわかりやすくまとめられるか。

そういった作業は嫌いじゃない。