必然的な運命

最後の夜。

俺が電話した時の声は今まで聞いた事のない寂しい声で…

「須田くん、ありがとう… 麻美のこと よろしくね… 」

最後の最後まで娘を愛する父だった。

お葬式等の手続きの際に、麻美を見かけたけど話しかける余裕もなくただただ過ぎていった。

亡くなった際に読むようもらっていた手紙には約束通り頼みます、と書かれてあった。

婚姻届と共に。

麻美には手紙を残してあるから、預けていた鍵を持って俺を訪ねてくるらしい。

だからそれまで待っていてほしい、と___。