「世羅、帰ろう。」



私が今、一緒に下校しようと誘った相手は、幼馴染の藤堂世羅。



家が隣で小さい頃から、一緒の私達。



一緒に登下校するのは日課みたいなもの。



「よし。行くか。」



「うん。」