20xx.12.25

今日は、クリスマス。

子供たちがはしゃぐ声が聞こえる。

街も、綺麗に彩られ

どこもかしこもクリスマスムードだ。













だが、全員がそうだとは限らない。





雲から顔を出した月は、
そんな彼らのことも見逃してはなかった。




B「…97、98、99、100!」 

A「B、全部で何人揃った?」

B「100です。」

A「そうか。ご苦労。」

B「いやー、しかし。
 
 本来ならこの計画、

 まだ十年も先のはずですし、
 
 そもそもまだ完璧ではないのでは?」

A「致し方ないだろう。
 
 俺らは、命令通りにしか動けない。」

B「これじゃまるで

 操られているみたいですよ。。」


A「…まぁそう嘆くな。

 この計画をはやめたということは、

 "もうそろそろ"ってこった。






  

 …メリークリスマス、赤ん坊たち。」



B「メリークリスマス。」











妖しく微笑む顔が、月明かりに照らされた。