「璃愛ー!私ら席近いよやったね!!」



先輩と別れ、教室に入ると1番に声をかけてきた親友の山下 葵(ヤマシタ アオイ)。



「ほんと!?嬉しい〜♡」



葵とは1年の時に同じクラスになって仲良くなった。

また同じクラスになれてほんとに嬉しい!

それに席が前後だし!!



「神崎先輩と登校してるとこ見たよ〜朝からお熱いね〜ヒューヒュー」

「冷かさないでよもう!たまたま会っただけなんだから」



葵と話しながら席に着く。



「しかしまぁ良かったね〜憧れの神崎先輩と恋人同士になれて!」

「うん…先輩があたしの彼氏なんて今でも信じられないくらい…////」

「神崎先輩結構人気あるしね〜ま、いいじゃん?璃愛学園で1番可愛いって言われてるし!」

「だから、それは何かの間違いだって…」

「誰がどう見てもお似合いカップルだよ♪」

「ありがと…////」



葵はそう言ってくれるけど先輩はあたしには勿体無いくらいだよ…

少しでも先輩と釣り合う彼女にならなきゃ!



「あーあー私も彼氏でもつくろうかな〜璃愛先輩と付き合ってからあんまり遊んでくれないし〜」

「ごめんー」

「あーいい人いないかな〜さっき1年にイケメン見つけたけど年下はタイプじゃないしな〜」

「1年生今日から来てるんだ、やっぱ"年上"は絶対条件だよね!!」

「神崎先輩に誰か紹介してもらえないかな?先輩とよく一緒にいる霧島先輩とか!」

「あー、あの人多分彼女いる気がする…」

「まじかよ!ショック!!」



葵とお喋りしてるうちにHRが始まった。