「ごめんなさい…」 「だからなんで謝るのさ。俺、嫌なんて一言も言ってないんだけど」 …え? どういうこと? 相良くんはふっと少しだけ笑いながら、話をする。 「最初会ったとき、いきなり本性見破られて。 俺、あんま笑わねーだろ。しかもこんな頭してるし。 染めようと思ってもな、染められねーんだよ」 「えっ!相良くんの髪の毛って地毛なの?」 思わず遮ってしまった私に、きちんと説明してくれる相良くん。