お互いバイトで忙しいから、家事も協力してやっている。



そんなこんなで距離も近づいた私たちだけど、一カ月前から変わらない距離がある。





「おやすみ、円。俺もう寝るから部屋に戻って欲しい」



「あ、うん分かった!


…やっぱり私がソファで寝るよ。全然寝れないでしょ?」




そう、相良くんの眠るところ。



一カ月前、ソファで寝ようとした私にベッドで寝るように言った相良くん。