「ねえ、隠れてないでよ。今更恥ずかしがってどうすんの!」 タンスやクローゼット 冷蔵庫の裏まで探したけど 彼はいなかった 「…なんでっ、…」 こみ上げる涙は 自分の無力さに向けられたものなのか 何も言わずに去って行った彼に向けたものなのか この想いを伝えられなかったことなのか 私には分からなかった