朝、目を覚ますと彼の姿は無かった


リビングに行くと彼は



「おはよ、真凛さん」


「おはよ。」


いつもの朝




「真凛さん、」

「ん、?」

彼を見上げるとなんだか

少し寂しそうな目をしていた。


「名前で呼んでよ」

「…海斗」


すると彼ヘラっと笑って

私の唇に彼の唇を重ねた。


思わず目を瞑る



「…海斗?」



そこには彼の姿は無かった。