「…ん、?」

目を開くと私はソファの上で寝ていた。

どうやらあのまま眠ってしまったようだった。


部屋の中を見回しても彼の姿はない

「海斗…?」

声を掛け部屋中を探すが

彼の返事はない。


私は何かを思いつき

クローゼットを開けた。

「…あ、」

そこには彼がいて

なんだか安心している私がいた。


「…なんで返事しないのよ、」



「真凛さん…僕と出会って後悔してますか?」




私はもう、自分の気持ちを

気付かぬフリしていた事に

気付いていた。