一方 、太陽の国の王子は ヴァレンティン と名付けられ こちらも大事に育てられました 。
太陽の国の王は ヴァレンティンが生まれてすぐ 病気で亡くなってしまったので 、女王となった ヴァレンティンの母 ミラは 余りに忙しく ヴァレンティンに構う暇もありませんでした。
中々会えないまま、ヴァレンティンはとても明るく良い子に育ちました。
ヴァレンティンの容姿も大変素晴らしく、
髪はオレンジ掛かった 綺麗な茶色 、肌は 浅黒く 、瞳は空を思わせるブルーでした。
ヴァレンティンはとても優しく社交的で 国中の人から 愛されましたが 、
中々 外に出してもらえないので 召使い達に文句を言っては 困らせていました。