むかしむかし あるところに つきのくに と たいようのくに がありました 。

つきのくに と たいようのくに は なかがわるく いつもけんかばかりでした 。

つきのくにでは 500ねんに いちど 、たいようのくにでは 300ねんに いちど 、

それぞれのくにのちからをもった おひめさま と おうじさま がうまれました 。

つきのくにのおひめさま と たいようのくにのおうじさま は ひかれあううんめいにありました 。

ですが おひめさまとおうじさまは だれかとけっこんしてしまうと ちからがうしなわれる といわれていて

ふたりは そとにでることを なかなか ゆるされませんでした 。

いままでは つきのひめ と たいようのおうじ が どうじにうまれることは ありませんでした 。

でも ふたつのくにができてから 1500ねんめの ちょうどそのひ ふたりは このよに ひめとおうじとして うまれてきたのです 。



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