僕が守るから。

Ns「工藤先生?

小笠原三目を覚ましたのですが、」

Nsは、困ったような顔でこっちを見ていた

工「いいかい。希音ちゃんには、


ちゃんと心配していることを伝えるだよ」


攻めてはいけないんだな。


小「希音?」


希音は、ガタガタと体を震わせて、


看護師さんにごめんなさいごめんなさい。


と謝っていた。、


小「希音?大丈夫。にーにいるよ。」


俺はそっと希音を抱きしめた。


希音が、落ち着きを取り戻した頃

工「小笠原希音ちゃんでいいかな?


私は、工藤っていいます。


具合が悪くないかな?


ちょっとだけ、これでポンポンしていい


かな?」


希『にーに。。』


希音は、泣きそうな顔で


俺に抱きついてきた。


小「工藤先生、大丈夫ですよ」


工「希音ちゃん、ちょっとだけごめんね」


工藤先生は、希音の背中を見た時


顔をしかめた。


希音の背中には、どうやったら


そんな傷がつくのかわからないという程


の傷があった。


工「うん。大丈夫そーだね。希音ちゃん、


今日は、病院のお泊まりして欲しいんだけ


ど大丈夫かな?」


希『にーには?』


工「じゃー、今日だけ、お兄ちゃんと


お泊まりしてね」


病室に着くと、希音は、俺にべったりで、


どこに行くにも付いてこようとする。


ちょっと、トイレに行くのに、


姿が見えなくなったら、


わんわん泣いて、手がつけれなくなって


いた。


工「おはよう。希音ちゃん寝れたかな?」


希音は、昨晩一睡もしなかった。


工「希音ちゃん、この点滴終わったら


帰っていいからね」


工藤先生は、希音の顔を見て、


寝ていないことに気づいたのか、


睡眠導入剤と安定剤の入った点滴を入れて


いった。