おれがそう言った瞬間に、ひかりから笑顔がふっと無くなった。 春とはいえ、夜になるとまだ寒い。 「晃佑に謝らなきゃな、って思って」 「え?」 「わたしのせいでケガまでさせちゃって」 いつもおれの傍では必ず笑ってるか怒ってるかで。 それに幼なじみのおれにだって、めったなことじゃ泣いてるとことか落ちこんでるとこなんて見せないやつで。 おれだってひかりが泣いたのなんか、この前久しぶりに見たってのに。 そんなひかりの目に、涙が少し溜まってきている。