ミラートリック~キミの優しすぎる愛に溺れる~

自分の存在さえ、罪なような気がした。

存在し、生き続ける限り、残酷な現実に振り回される日々だと思っていた。

だから、夢を見ないようにした。

必死に心を誤魔化して、感情を殺した。

それでも、互いの存在を求めてしまう。

そんなあたし達は、本当に愚かな人間だと思う。

だけど、終わらせなくて(死ななくて)良かった。

今日まで、どんなに哀れな人生だと言われても、生きてて良かった。

あたし達は今、やっと人生のスタートラインに立ってた。

これから自分が主人公の、新たなストーリーを始まる。

言い訳も、誤魔化しも、そんなもの通用しない。

なら、あたしもちゃんと以前のストーリーを完結させないと···