というのも、私
桃島さちこは、中学デビューにかけていた。

小学校の頃から、いや、物心ついた時からどすこいボディー

小学校5年の時、宿題だか漢字のドリルだか何だかは忘れたが
取り組みを頑張るごとに上がるランク付けが、相撲の番付システムの時があった。

序ノ口から、やがては大関へ。

頑張るのはいいのだが、だんだん笑えなくなってくる。

いや、この見た目で大関となると、やっぱり面白いだろう。


幼心に傷付くものはあったが
…仕方ない。


太っている私は、いつの頃からか処世術を身につけた。

そう、それは
デブは明るく振舞えばいいのだ。

暗いデブより明るいデブになろう!


そうやって、生きてきた。