「赤い糸ってなに?」
幼かった僕は、
兄に聞いてみる。
すると、
兄は顔をほころばせ、
「赤い糸で繋がっている二人は、
運命の相手なんだよ」
といって、
僕の頭を撫でた。
「お前にもいつか、
現れるといいな。
赤い糸で繋がっている大切な人」