紅の花となりて

「ここが教室。戦場ね」

「何言ってるの?桃瀬」

戦場?

教室が?

なんで?

「さぁ、開戦よ。」

「だからなんで?」

教室の中にはすでにたくさんの子!

私の席はどこ?

「えっと私は36番!一番後ろか」

「私は、43番。中学と一緒だわ。」

私はいっつも番号が違うな。

「あの子すっごくかっこいいね!」

「彼女いるのかな?」

「さっき一緒に入ってきた子は?」

「えっと、大崎さん?えー。うっそー!」

あ、きた。

柚琉の人気ぶり。まぁ、幼馴染の私からもイケメンには見えるけど。

「ねえ、大崎さん。山中君と仲いいの?」

え?いきなり?

あー、なんていうか気が強そうだな。

桃瀬と対立しないといいけど。

「人に話しかけるときはまず自分の名前を名乗るんじゃないの?」

「は?あんた誰?」

「桃瀬、いいよ。私たちは幼馴染だよ。」

「じゃぁ、山中君はフリーなんだぁ!みんなに言いに行こ!」

あー本当に疲れる。

この後はほかのクラスの子がのぞきに来て、

「あの子だ!」

「いいなぁ。A組の子。」

「彼女いるのかな?」

ほらきた。

そして最後は、

「大崎っていう子なんなの?」

「少しかわいいからって山中君の隣にいないでよ」

「ムカつく。」

はい、私の高校生活終わった。

女子を敵にまわしたら、この学校で生きてけないよ。

あれ?前の席の子柚琉にまったく興味を示してない。