紅の花となりて

桜が舞い散る今日。

私、大崎楓音は高校生になります。

従姉の花屋さんで入学祝いの花をもらいに来ている。

この後、入学式なんだけど・・・。

ま、いっか。


「あ、かわいい。なんて言う花なの?」

「それはワスレナグサっていうんだよ。それにしても、楓音も高校生かぁ。」

「まあね。また来るよ!真季姉。」

「いつでもおいで。ほら、柚琉が待ってるよ。」

あ、忘れてた。

「行くよ?楓音。」

「ごめん。今行く!」

隣を歩いているのは、産まれた時から一緒の幼馴染。
山中柚琉、性格は穏やかで頭がいいから中学からよくモテてた。

「着いた。私たちの学校。」

「受験大変だったな。」

そりゃあ、必死に勉強して。

受験中寝そうになったけど。

「楓音ちゃん、柚琉並んで。」

「写真撮るわよ~。」

あぁ、女子の視線が痛い。