「……バーカ」 「え!?」 な、なんで!? いきなりバカと言われる所以は!? 口をぱくぱくと開けていると、 ふいにゆづくんが口角を上げた。 「ふ、」 「!」 そして、優しく微笑んだ。 「その格好、いいな」 「!!!?」 な、ななな!? なんと!? 「ちょ、ゆづくんもう一回言って!!」 「っせーよアホ早く血止めろやカス」 「ゆづくんがかっこよすぎて止まんないよ~」 ぽわぽわと周りに花を咲かせて言うと。