「遊んでねーでさっさとやれ」

「ハイ」


気温が高くなってきた今日この頃。

これから始まる授業に向けて私たちはプール掃除をしておりました。


「ああああ」

「変な声だしてんじゃねーぞクソが!!」

「だってだってゆづくんの筋肉がこっちみてるんだもん…!!」


私は自分の顔を両手で覆うも指の隙間からゆづくんの筋肉を凝視した。


うはああ、相変わらずのパーフェクトマッスル…!!


「……はあ」

「ため息つかれたっ!!」


けどいいもん

大好きなゆづくんと一緒にプール掃除~♪


私はブラシを持ち直して、

プールの床にこびりついた汚れをゴシゴシとこすった。


「おい」

「ハイ?」


また、ゆづくんに呼ばれてそちらを見ると。