「……っ」 心臓がどきどきして、苦しくて。 息をするのもままならなくて。 けど、今こうして繋がれた手は離したくなくて。 あー私、ゆづくんのこと好きなんだなって 改めて感じた瞬間だった。 「……ところで、ゆづくん」 「あ?」 「どこいくの?もうすぐHR始まるよ???」 校庭の木の下かな? とか思っていたけど… このルートはおそらくちがう。 私の問に、ゆづくんはにやりと笑って答えた。 「決まってんだろ」 …やっぱり、決まってるのか…。