「さっさとやめろ」 「嫌よ」 「あ?」 初めて、ゆづくんの眉がぴくりと動いた。 「ゆづが困ってる顔を見るのがたまんないの。 ゆづをどうしても私のものにしたいの」 「……!?」 その人は、携帯を私にかざしてくる。 そしてにやりと口角を上げた。 「こんな子のどこがいいの? バカで大して可愛くもないのに」 「……っ」 私は、向けられた携帯のカメラに向かって にこりと笑ってピースをして見せた。 「!?」 「!!!?」 ―――カシャッ ほどなくして、第三会議室にシャッター音が響いた。