「だ、大丈夫?」

急に泣き出した私にビックリした美加が
心配そうな顔をして私を見ている。

「うん、大丈夫」

私は立ち上がりながら笑顔で答えた。

「ほんとに?」

美加はまだ心配そうな顔をしている。

「うん、平気!」

そう言うと、私は美加の肩をポンポンと軽く叩いた。



「おーい!?どしたー?」

電話から潤の声が聞こえてきた。

「あ、ヤバ…。美加!もう少し待ってて」

「うん、いいよ・・・潤くん?」

「うん、そうだよ」

「だと思った」

そう言って笑うと美加はブランコのある方へとかけて行った。