教室の反対にある階段に向かって歩いていると

不意にポンポンと誰かに肩を叩かれた

・・・誰?

振り返ると亮が立っていた。

亮を見ると
さっきまで堅くなっていた心が一気に安らいだ気がした

「亮かぁ、、久しぶり」

「久しぶりだな!どうしたんだよこんな時間まで学校に居るなんて」

「ちょっと・・・潤と話してたの」

「そっか、、、なら一緒に帰れば良かったのに」

「いや、だって潤はーー」


・・・この先の言葉がてでこなかった
辛くて、苦しくて、悲しくてしょうがなかくなった。


「なんかあった?」


その亮の優しい言葉に涙が出てきた。


「ごめ・・・言え・・な・・・」


そんな私に亮は優しく笑うと
少しためらいながら私を優しく抱きしめた。