はぁー
来るんじゃなかったな・・


私は机に突っ伏しながら
廊下から響いて聞こえる
二人の足音を聞いていた


辛さが込み上げてきたけど
そんな事無視して聴き続けた


しだいに音は小さくなって
しばらくすると聞こえなくなった。


私は隣の机に置いた鞄を手にとり教室をでた

廊下は夕日で赤く染まっていた

いつもなら綺麗だと感じただろうけど
今はただ私を悲しくさせるだけだった