見ると桜田さんが立っていた。

「あの・・・今、大丈夫?」

高く透き通った綺麗な声だった。

「大丈夫だけど・・・どうしたの?」

潤が優しく聞いた。

「あの、今日とか一緒に帰りたいんだけど平気?
迷惑なら良いんだけど・・・。
やっぱり私の事分かってもらうには一緒に居てほしいから」

「え・・・あぁ~」

潤は戸惑いながらチラッと私を見た。

一瞬ドキッとしたけど