狐の耳を持つ彼は狐火に包まれて消えてしまった。


一体何が起きたのかよくわからないまま、家へと歩いていく…。





翌朝起きると、昨日の出来事がまるで夢のように感じた。


いつものように学校に行って、いつものように部活をする。


今日も帰り道は真っ暗。


だけど、神社の前を通らずにはいられなかった。