「玲奈?」

来てないはずの玲奈がここにいる。

なんで?私の頭はパニック状態。

「実梨、私は知ってたよ。

実梨が先生のこと好きなの。」

え?言葉が出ない。

「そ、そうなんだ。」

「どうして言ってくれなかったの?」

真剣な顔で聞いてくる。

普段のかわいい感じとは、違う。

「それは、、言えないよ。

だって、先生に恋して、

こんなにもまだ引きずってるなんてこと、

知られたくなかった。」

「そっか。その気持ちわかるよ。

でも、話してほしかったな。」

「ごめん。」

暗い雰囲気になってしまった。私のせいだ。

「今度好きな人ができたら、

一番に教えてね。」

顔を上げると笑顔の玲奈がいた。

「うん。」