「まじかって感じですね。」
ミユキが私の耳元でそっとつぶやいた。
私は苦笑しながら頷いた。
ほんと、まじか、だわ。
よくもまぁこんなのが義理の父として堪えてきたもんだ。
いくら自分の出世がかかってるとはいえ、こんな部長の息子になろうだなんて思うことあるのかしら。
部長達の挨拶が終わり、皆ぞろぞろと自分の席に戻って行った。
岩村課長が「澤村くん、ちょっと来て。河村部長がお呼びだ。」会議室からショウヘイを呼んだ。
元義父が、ここまできてショウヘイに何を言う気だろう。
席に座ろうとしていたショウヘイは、「はい。」と言ってまた松葉杖をつきながら会議室の方へ向かった。
何話すんだろう。
自分の事じゃないのに自分の事のように緊張していた。
ショウヘイ、大丈夫かな。
自由のきかない体ってだけで気分も萎えるのに。
とりあえず私は朝の仕事にとりかかった。
どれくらい時間が過ぎただろう。時計を見たら既に15分ほど経過していた。
その時、岩村課長が疲れた表情で会議室から出てきた。
でも、まだ河野部長とショウヘイは中にいるようだった。
思わず岩村課長に駆け寄り、「大丈夫ですか?」って聞いてしまった。
「いや、ああ。大丈夫。」
「澤村さん、は?」
「まだ中で河村部長と話し込んでる。部長に席を外してくれって言われてね。先に出て来たんだ。」
「・・・そうですか。」
あんな高圧的な部長が自分達の上司になる。
ショウヘイを営業から飛ばした部長が。
そりゃ、離婚したことは多かれ少なかれ親としては憤慨する状況だとは思うけど、仕事と混同するのは間違ってる。
松坂部長が言ってた、「自分を信じて、どんな時も希望持って前へ進め」っていう言葉は、なんだかショウヘイに向けられた言葉のような気がした。
これからどんな試練がショウヘイを待ち受けてるんだろう。
私は、ショウヘイに何が出来るんだろう。
「ふぅ」と短く息を吐いた時、会議室の扉が開いて、河村部長、その後ろから松葉杖をつきながらショウヘイが出てきた。
ミユキが私の耳元でそっとつぶやいた。
私は苦笑しながら頷いた。
ほんと、まじか、だわ。
よくもまぁこんなのが義理の父として堪えてきたもんだ。
いくら自分の出世がかかってるとはいえ、こんな部長の息子になろうだなんて思うことあるのかしら。
部長達の挨拶が終わり、皆ぞろぞろと自分の席に戻って行った。
岩村課長が「澤村くん、ちょっと来て。河村部長がお呼びだ。」会議室からショウヘイを呼んだ。
元義父が、ここまできてショウヘイに何を言う気だろう。
席に座ろうとしていたショウヘイは、「はい。」と言ってまた松葉杖をつきながら会議室の方へ向かった。
何話すんだろう。
自分の事じゃないのに自分の事のように緊張していた。
ショウヘイ、大丈夫かな。
自由のきかない体ってだけで気分も萎えるのに。
とりあえず私は朝の仕事にとりかかった。
どれくらい時間が過ぎただろう。時計を見たら既に15分ほど経過していた。
その時、岩村課長が疲れた表情で会議室から出てきた。
でも、まだ河野部長とショウヘイは中にいるようだった。
思わず岩村課長に駆け寄り、「大丈夫ですか?」って聞いてしまった。
「いや、ああ。大丈夫。」
「澤村さん、は?」
「まだ中で河村部長と話し込んでる。部長に席を外してくれって言われてね。先に出て来たんだ。」
「・・・そうですか。」
あんな高圧的な部長が自分達の上司になる。
ショウヘイを営業から飛ばした部長が。
そりゃ、離婚したことは多かれ少なかれ親としては憤慨する状況だとは思うけど、仕事と混同するのは間違ってる。
松坂部長が言ってた、「自分を信じて、どんな時も希望持って前へ進め」っていう言葉は、なんだかショウヘイに向けられた言葉のような気がした。
これからどんな試練がショウヘイを待ち受けてるんだろう。
私は、ショウヘイに何が出来るんだろう。
「ふぅ」と短く息を吐いた時、会議室の扉が開いて、河村部長、その後ろから松葉杖をつきながらショウヘイが出てきた。



