キーンコーンカーンコーン


「陽葵ー!小羽ー!」


「知代ちゃん!華ちゃんも〜2人とも今日早いじゃん〜どうしたの?」


「今朝、神崎が送ってくれたの。」


「流石知代ちゃんだね〜お金持ちは違うわ〜」


あ、紹介するね!



円教寺(エンギョウジ)知代(チヨ)。
お金持ちのお嬢様
私にとってお姉さんのような存在かな。
神崎さんっいう執事がついてるの〜

ドラマみたいだよね…

そして、もう1人。

桜坂 華(ハナ)
ふわふわしていて、お華みたいな女の子。
ちょっと天然ボケたところはあるけどすごくいい子だよ。


2人とも今年から同じクラスになって仲良くなったんだ。


「そういえば、陽葵体調大丈夫なの?」


「え…?」


「なんか顔色悪いから…」


「全然!!元気だよ〜」


「そう…」


「あ、授業始まっちゃうって…今日4日だったよね?!」


「うん。それがどうしたの?」


「私、今日当たりまくるじゃん…」


「あぁ、なるほどね〜数学あるし古典もあるから確実にくるね」


「陽葵ちゃんふぁいと!」


「小羽も華ちゃんも他人事…」


「まぁまぁ、とりあえず頑張って」


「ぅん。頑張る…」


この1日、思った通り私は毎時間のように当てられました。

先生も日にち好きだよね…(笑)