「ま、待ってて…!」
私はカバンを漁り、ティッシュと絆創膏を出し彼に渡した。
「ありがとう!!」
あ、この人笑うと可愛い…。
一瞬ドキッとした。
なんだか恥ずかしくなって前を見た。
けどなんだか心配でチラッと隣を見る。
そこには、ぐちゃぐちゃになった絆創膏に悲しそうに眉を下げている彼の姿があった。
「ねぇ…」
キーンコーンカーンコーン
彼に声をかけた瞬間、HR終了のチャイムが鳴った。
高梨が出て行き、教室が一気に賑わう。
私はまだ絆創膏と戦っている彼に声をかけた。
「もう一枚あげる!」
にこりと笑った。
高校に入る前必死に練習した笑顔
自分でもなかなか上手に笑えてると思う
自慢の営業スマイルだ。
「おぉ!ありがとう!うまく貼れなくてさ〜」
「そこ、貼りにくいよね」
彼は絆創膏をジッと見てから言った。
「貼ってくんない?」
緊張したけど、平然を装って笑顔で頷いた。
私はカトリ アヤだから…。
私はカバンを漁り、ティッシュと絆創膏を出し彼に渡した。
「ありがとう!!」
あ、この人笑うと可愛い…。
一瞬ドキッとした。
なんだか恥ずかしくなって前を見た。
けどなんだか心配でチラッと隣を見る。
そこには、ぐちゃぐちゃになった絆創膏に悲しそうに眉を下げている彼の姿があった。
「ねぇ…」
キーンコーンカーンコーン
彼に声をかけた瞬間、HR終了のチャイムが鳴った。
高梨が出て行き、教室が一気に賑わう。
私はまだ絆創膏と戦っている彼に声をかけた。
「もう一枚あげる!」
にこりと笑った。
高校に入る前必死に練習した笑顔
自分でもなかなか上手に笑えてると思う
自慢の営業スマイルだ。
「おぉ!ありがとう!うまく貼れなくてさ〜」
「そこ、貼りにくいよね」
彼は絆創膏をジッと見てから言った。
「貼ってくんない?」
緊張したけど、平然を装って笑顔で頷いた。
私はカトリ アヤだから…。

