あの夏の君に、私は何度でも恋をする

次の日


午前中は文化祭の片付けになっている。


「あんなに時間かけて作ったのに片付くのはすぐだねー。」


どんどん片付いていくお化け屋敷を見て千夏が呟く。


「本当だよね。」


私たちも作業を続ける。


「あれ、取れない」


壁の一番高いところに貼ったテープが届かない。


誰かに手伝ってもらおうと周りを見る。


ゴミをまとめている陽亮を見つけた。


そういえば今日は1回も話してない。


昨日のこともあって少しドキドキしながら陽亮を呼んだ。


「陽亮!ちょっと手伝って欲しいんだけど…」


陽亮は私の方を見てバッと目をそらした


え…?


「あー、悪い。こっちやんなきゃだから伊月とかに頼んで。」


そう言って陽亮は教室から出て行った。


あれ?もしかして私のこと避けてる?