あの夏の君に、私は何度でも恋をする

ドキドキと鳴る胸を抑えて自分の持ち場へ向かった。


来た人を次々と驚かす。


叫び声をあげて怖がるお客さんを見て少し嬉しくなった。


伊月の持ち場の当たりからはたまに笑い声が聞こえてきたけどそれには気付かないふりをした。


時間になり次の人たちに持ち場を任せ私たち4人はお化け屋敷から出た。


「あー!楽しかった!」


座敷わらしのまま千夏が言う。


「ね!すごい怖がってくれたね!」


「叫びながら逃げてったもんな!…伊月の所以外は…。」


ポツリと言った陽亮の発言に伊月のおでこに怒りマークが浮かんだ


「よーーすけーー!!!」


吸血鬼とお化けの鬼ごっこに周りにいた人も笑い出す。


「陽亮たち早く着替えろ!」


クラスメイトの声に2人も鬼ごっこをやめ、私たちも着替えるために移動しようとした。