ざわざわと周りが騒ぐ中、私の体は冷えきっていた。

「ま、じで…?」

目の前に貼られた紙を見て固まった。


「ミカ1組だ!」


「え!うちも1組!」


「マジで!?朋も晴奈も1組だって!」


「ねー、結子は?」

結子…。


「1組だよ。」


あぁ、終わった…。


私の友達たちはみんな1組。


そして結子も…。


「アヤは?」


「…5組。」


シン…っと一瞬場が固まる。


「…残念だねアヤ。」


沈黙を破ったのは結子だった。


その顔は悲しんでるようにも、うっすら笑っているようにも見える。


「うん…。」


小さく頷いた瞬間、チャイムが鳴る


「あ…じゃあうちらこっちだから!またね、アヤ!」


ミカがそう言いながら手を振るとみんなもじゃあねと言いながら歩き出した。


結子は、手を軽く振るとみんなとともに歩いて行った。


ついさっきまでその中にいたのに突然取り残されたような喪失感。


はぁ…とため息をついて自分のクラスへと歩き出した。