あの夏の君に、私は何度でも恋をする

「私たちね、なんかあるといつもここに来るんだ!」


「そうなの?」


「そう。大会の後とか、嬉しいことあったお祝いとか相談がある時とかね!」


千夏が私に優しい笑顔を向けた。


私に、相談してって言ってるのかな…。


「そうそう!俺と伊月は昔から来てんだけどさ昔伊月が好きだった子が転校するってなってこいつ泣きながらお好み焼き食ってたよ!」


「ばか!それ小5の時の話だろ!」


ケラケラと笑う陽亮を伊月が怒る。


「だからさ、綾。」


千夏が私の方を真剣な顔で見つめた。


「すぐになんて言わないけど、私たちには色々話してほしんだ。私、綾と仲良くなれて本当に嬉しい。綾ともっとずっと仲良くしたいの。」


「俺も。いつでも相談のるよ。な、伊月。」


「あぁ。まかせろ!」


グッと伊月が親指を立てた。


「伊月じゃ頼りにならないよ〜」


千夏と陽亮がゲラゲラ笑う。


みんなが私の気持ちを軽くしようとしてくれてるのが痛いくらい伝わってきた。


「うぅ〜。」


「え、ちょ!綾!?」


「な、なんでそんなに優じいのさぁ゛〜!」


涙が溢れて止まらなくなった。


どうして出会ったばかりの私にこんなに優しくしてくれるんだろう。


「当たり前だろ!友達なんだから!」


「そうだよ!私たち友達なんだから。頼っていいんだよ!」


そう言って千夏は私を抱きしめてくれた。


陽亮がぐしゃぐしゃと少し乱暴に頭を撫でた。


「綾、俺の胸の中においで!!」


バッと両手を広げて伊月が言った。


「…遠慮しとく。」


私がそう言うと伊月は泣き真似をし千夏と陽亮が笑った。


なんだかすごく嬉しくて私もつられて笑った。