始業式が終わり4人で話しながら教室に帰ってきた。
みんな、私を笑わせようとしてくれていて気遣ってくれているのが伝わった。
初対面の私に優しくしてくれていてすごく嬉しかったけど結子たちがいるんじゃないかとずっと周りをキョロキョロしてしまった。
幸い、会うことはなかったけど。
それから1週間経っても、2週間経っても結子たちには会わなかった。
千夏たちとは順調に仲良くなって行った。
けど、あのグループから落ちたという不安はずっと心にこびりついていた。
そんな時私の携帯が鳴った。
同じグループだったミカからだった。
【放課後カラオケ行くよ!昇降口集合♪】
久びさの連絡に少し嬉しくなった気がした。
結子の気が変わったのかもしれない。
「綾、もう帰る?」
千夏が私の席に来て聞いた。
いつも千夏たちは放課後は部活なんだけど今日は雨で休みになったらしい。
「あ…ごめん。今日はちょっと…」
言葉を濁すと千夏はじゃあまた明日ね!と笑った。
千夏に手を振り教室を出て昇降口を目指した。
期待していたんだ。もしかしたら、私を待っているかもって。
空いた時間なんて何でもないかのように前みたいに戻ってるかもって。
いつの間にか走っていた。
階段を駆け下り、角を曲がる。
ミカや晴奈の声が聞こえて来た。
ほらやっぱり、待ってたんだ。
おまたせ!
そう言おうと口を開いた瞬間
みんな、私を笑わせようとしてくれていて気遣ってくれているのが伝わった。
初対面の私に優しくしてくれていてすごく嬉しかったけど結子たちがいるんじゃないかとずっと周りをキョロキョロしてしまった。
幸い、会うことはなかったけど。
それから1週間経っても、2週間経っても結子たちには会わなかった。
千夏たちとは順調に仲良くなって行った。
けど、あのグループから落ちたという不安はずっと心にこびりついていた。
そんな時私の携帯が鳴った。
同じグループだったミカからだった。
【放課後カラオケ行くよ!昇降口集合♪】
久びさの連絡に少し嬉しくなった気がした。
結子の気が変わったのかもしれない。
「綾、もう帰る?」
千夏が私の席に来て聞いた。
いつも千夏たちは放課後は部活なんだけど今日は雨で休みになったらしい。
「あ…ごめん。今日はちょっと…」
言葉を濁すと千夏はじゃあまた明日ね!と笑った。
千夏に手を振り教室を出て昇降口を目指した。
期待していたんだ。もしかしたら、私を待っているかもって。
空いた時間なんて何でもないかのように前みたいに戻ってるかもって。
いつの間にか走っていた。
階段を駆け下り、角を曲がる。
ミカや晴奈の声が聞こえて来た。
ほらやっぱり、待ってたんだ。
おまたせ!
そう言おうと口を開いた瞬間