結び目だらけの赤い糸

こんな日は、
弥生と虫取をしたときのことを思い出すな。
弥生は、
虫が苦手なくせに、
無理して手でとって。
最後は泣きながら帰ってきた。
なつかしい、
弥生との思い出が、
次から次へと、
頭をよぎる。