「お前、行動遅い!」
「す、すみません」
すぐ謝ると、男は笑う。
「君、1年でしょ?」
「はい」
「何でさっきから敬語なの?」
「先輩には敬語じゃないと・・・」
そう言いかけると、男は声を出して笑いだした。
え、何で何で!?
「君、俺のこと先輩だと思ってたの?」
彼の質問に、小さく頷く。
「俺、正真正銘、1年生だけど?」
そう言って1年生であることを表す名札を見せてくる。
「ええ!!!」
「そうかそうか。そんなに俺は老けて見えるのか~」
男は意地悪な顔をして笑いながら言う。
てっきり先輩だと思ってた・・・。
「さて、本運ぶか!」
「手伝ってくれるの?」
「当たり前。こんなに持てないだろ」
そのあと、職員室まで本運びを手伝ってくれた。
本当に感謝だ。
「あ、ありがとう」
「いえいえ。そういえば、君の名前は?」
男が美桜に尋ねる。
「塚本美桜・・・」
「ふーん、美桜ね。俺は原田雪也」
雪也は手を差し伸べる。
美桜はハテナな顔をする。
「あーくーしゅ」
雪也はにっこり笑った。
二人は手を合わせ、握手した。
「あ、アドレス教えろよ」
強制的に携帯を奪われ、赤外線でアドレスを交換した。
なんて強引な人・・・。
偶然帰る手段が同じだったため、途中まで一緒に帰った。
「す、すみません」
すぐ謝ると、男は笑う。
「君、1年でしょ?」
「はい」
「何でさっきから敬語なの?」
「先輩には敬語じゃないと・・・」
そう言いかけると、男は声を出して笑いだした。
え、何で何で!?
「君、俺のこと先輩だと思ってたの?」
彼の質問に、小さく頷く。
「俺、正真正銘、1年生だけど?」
そう言って1年生であることを表す名札を見せてくる。
「ええ!!!」
「そうかそうか。そんなに俺は老けて見えるのか~」
男は意地悪な顔をして笑いながら言う。
てっきり先輩だと思ってた・・・。
「さて、本運ぶか!」
「手伝ってくれるの?」
「当たり前。こんなに持てないだろ」
そのあと、職員室まで本運びを手伝ってくれた。
本当に感謝だ。
「あ、ありがとう」
「いえいえ。そういえば、君の名前は?」
男が美桜に尋ねる。
「塚本美桜・・・」
「ふーん、美桜ね。俺は原田雪也」
雪也は手を差し伸べる。
美桜はハテナな顔をする。
「あーくーしゅ」
雪也はにっこり笑った。
二人は手を合わせ、握手した。
「あ、アドレス教えろよ」
強制的に携帯を奪われ、赤外線でアドレスを交換した。
なんて強引な人・・・。
偶然帰る手段が同じだったため、途中まで一緒に帰った。
