嫌いだけど君の笑顔を見たい

「凛、偉いじゃん。ちゃんと渡せたじゃん。」

「でも、モテてるから嫌い。」

「やっぱりそこは変えてくんないんだ。」

そんな会話が聞こえた。

好きでモテてる訳じゃないんだよな。

落とそうと考えてた俺に説得力はないんだよな。

でも、本当にこれだけのために頑張ったんだな。

俺はCDを持って、教室に行った。

「機嫌良さそうだな。」

「ああ、まあな。」

「どうせ、凛って子のことだろう。でも、お前覚えてないのか?」

「何をだよ。」

俺は首をかしげた。

「中学の頃、あいつと一緒のクラスで、お前は凛のことが嫌いでめっちゃ突き放してたじゃん。」

「え?マジ。んー?...あ、俺が一回泣かせた子。」

「そうそう。お前、そんときぐらいから、モテてたから。」

「あそこまで、俺を嫌う理由って、俺がモテてるってことで、調子乗ってるって、思われたから」

友達は、うんうんと頷くばかり。

俺のせい...